パニック障害

何の前触れもなく、突然に息が苦しくなる、めまいや動悸などに襲われるといった“パニック発作”を起こし、そのために生活に支障をきたしている状態がパニック障害です。

パニック発作とは

突然に動悸や息苦しさ、めまいなどに襲われて、死んでしまうのではないかと思ったり自分ではコントロールできないと感じます。そのため身体科の病院への受診を繰り返される方もいるほどです。また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所は状況を避けるようになります。電車やエレベータ―、地下など閉じられた空間では特に「逃げられない」と感じて避けがちとなります。

当院での治療

① まずはパニック障害の正しい知識を身に着けていただくことが大切です。パニック発作では死ぬことはないと理解されるだけで改善される方もいます。パニック発作の機序として不安の連鎖で説明しています。
② 次に薬物療法ですが、SSRIとベンゾジアゼピン系薬剤を処方することが多いです。ベンゾジアゼピン系薬剤にはその依存性や効果が持続しないことから否定的な意見が多数とは思います。実際にはベンゾジアゼピン系薬剤の使用で何とか生活を維持できている方も多く、依存しないように気を付けながら内服を続ける場合もあります。
③ ある程度症状が落ち着けば苦手な場面に出かけていくように働きかけます。その際に治療のための外出とならないように説明しています。治療のための外出となると不安になったならないで患者さんが一喜一憂してしまうので、何か目的を持って出かけるように説明して、たとえ不安となっても目的を果たせたことを前向きにとらえるように説明しています。

クリニック情報

むらかみクリニック

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06-6155-9080

〒564-0018 大阪府吹田市岸部新町5-25
健都メディカルビル3階
診療科目:心療内科・精神科

診療時間

診療時間
9:00~12:00
13:00~16:00
17:00~19:00

★ 初診の方優先
土曜日は13時までです

アクセス
JR京都線「岸辺」駅より徒歩3分
阪急京都線「正雀」駅より徒歩8分
吹田市民病院移転先向かい

吹田市民病院の移転先(今年の12月1日に移転予定です)の正面玄関前の3階建てのビルです。