大手書店にて

こんにちは、吹田市岸辺・健都の心療内科・精神科の「むらかみクリニック」のブログです。マインドフルネスに興味があるので空いている時間があると書店に寄るのですが、写真は大手の書店で癒やしの手だとか龍神様の本だとかと一緒にマインドフルネスの本が並んでいるという写真です。1970年以降の精神医学は新クレペリン主義と言われ、抗精神病薬の開発、脳画像技術の進歩・遺伝子解析などによる生物学的な研究が主流となっています。心理療法では、それまでの精神分析は疑似科学とされ、効果が論文レベルで証明されたということで認知行動療法が主流となりました。僕がマインドフルネスという言葉を初めて聞いたのは平成20年頃だったと思いますが、日本での導入は認知行動療法の中の不安への対処法の一つとしての位置づけだったと思います。それが10年経って龍神様や癒やしの手と並べられるようになったことを名誉と思うのか。

吹田市岸辺の心療内科・精神科なら
むらかみクリニック