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賛否両論というか否の方が多い「ハン・ソロ」ですが個人的には冒険活劇として大変楽しめる映画でした。ただし厳しかったのは映画の主人公としてのハン・ソロに感情移入できるかどうかでした。帝国軍に立ち向かうルークやレイア姫の仲間としてのアウトローなハン・ソロには魅力を感じますが、大義なくその日その日を場当たり的に生きるアウトローへの感情移入は厳しいなと思いました。強引に心療内科・精神科の話に持っていくと、ハン・ソロの性格というのはK.Schneiderの精神病質人格の類型の一つに発揚型に当たります。精神医学大辞典によると、「陽気、朗らか、活動的、外交的、楽天的な一方で表面的、軽率な面がある。調和がとれていれば自他を害することはないが、調和の取

れていない発揚型には好争性、軽佻性、虚言性の3つの亜型があります。そのうち軽佻性というのは落ち着きと定着性がなく意志が弱い」となります。そのような性格の持ち主と長年にわたって仕事を一緒にすることになるチューバッカから学ぶ所は多いかもしれません。

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